建設業における20代の年収はどれくらい?年齢別の平均年収や収入アップの秘訣も徹底解説!  

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皆さん、こんにちは。東京都町田市を拠点に、地盤改良工事を手掛けている株式会社スフィーダです。


建設業への就職を考えている方の中には、「20代でもしっかり稼げるのだろうか」「建設業の年収って実際どのくらいなの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。また、現在建設業で働いている方の中には、「これから収入は上がるのだろうか」と将来に不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。



本記事では、建設業における20代の平均年収をはじめ、職種別・世代別の年収データや、収入を着実にアップさせるための秘訣をわかりやすく解説します。建設業を目指す方も、すでに業界で働く方も、ぜひ最後までお読みいただき、キャリアプランの参考にしてください。




■建設業全体の平均年収はいくら?



国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、1年間を通じて勤務した給与所得者の平均年収は460万円でした。男女別にみると、男性は569万円、女性は316万円と、男女間で大きな差があることがわかります。


その中でも建設業の平均年収は547万円と、全体平均の460万円を大きく上回っています。業種別に見ると、建設業は14業種中5位という高い水準で、他業種と比べても魅力的な収入が期待できる業界といえるでしょう。たとえば、製造業の平均年収は約533万円、卸売業・小売業は約387万円となっており、建設業の収入の高さが際立っています。


さらに、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によれば、建設業の職種ごとに収入には明確な差があることがわかります。たとえば、建築技術者の平均月収は約42万円と比較的高めであるのに対し、電気工事従事者は約37万円、建設躯体工事従業者(とび、鉄筋工など)は約35万円となっています。一方で、大工の平均月収は約30万円、配管工は約26万円と、専門性や職種の特性によって収入に差が生じています。


職種によって収入に差があるため、自分が目指す職種の年収データを把握することが大切です。

また、企業規模も給与に大きな影響を与えます。建築技術者の場合、企業規模が1,000人以上では月収約45万円、100~999人では約41万円、10~99人では約38万円と、大企業ほど収入が高い傾向にあります。

さらに、地域差も見逃せません。求人ボックス給料ナビによると、建設作業員の平均年収は最も高い関東で458万円、最も低い九州・沖縄では385万円となっています。同じ業界でも、職種や企業規模、勤務地によって大きな違いがある点を押さえておきましょう。



出典:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査 概要」
出典:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査 第12表 業種別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額」
出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
出典:求人ボックス 給料ナビ「建設作業員の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」




■建設業の20代の平均年収は?



国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、20~24歳の年間平均給与は約267万円、25~29歳では約394万円となっています。このデータからも、20代は年齢が上がるにつれて収入が増加する傾向があることがわかります。


建設業に絞ると、さらに高い収入が期待できます。同調査によれば、建設業における20~24歳の年間平均給与は約363万円、25~29歳では約441万円と、全体の平均給与を大きく上回る結果となっています。特に20代後半では、全体平均に比べて約47万円もの差があり、建設業が比較的高収入な業界であることが際立ちます。


また、建設業は年齢を重ねるごとに給与が上昇する傾向が強く、経験やスキルが直接収入に反映されることが特徴です。20代のうちに専門知識を深めたり、資格を取得したりすることで、将来的な年収アップが見込めるでしょう。





■その他の年代の平均年収は?



国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、建設業の年間平均給与は年代が上がるごとに増加する傾向が見られます。30~34歳では約493万円、35~39歳では約518万円となり、40代になるとさらに上昇し、40~44歳で約558万円、45~49歳で約598万円に達します。


50代に入ると、収入はさらに伸び、50~54歳では約638万円、55~59歳では約657万円と、全年代の中で最も高い水準となっています。このように、建設業は経験やキャリアが収入に大きく影響する業界であることが特徴です。


特に30代からは、経験を積んで昇進したり、資格を取得したりすることで年収が大幅に向上するケースが多いでしょう。40代では、管理職としてプロジェクトの責任を担う立場に就くことが増え、さらに収入アップが期待されます。そして、50代になると、高い役職に就く人が増え、収入はピークを迎えます。

このように、建設業は年代に応じて収入が右肩上がりに上昇するのが一般的です。年齢とともに経験やスキルを積み重ねることが、年収アップの大きな鍵となるといえるでしょう。




■建設業の年収を上げるためのポイント



建設業では年齢を重ねることで収入が向上する傾向がありますが、それだけに頼らず、スキルアップを目指すことが重要です。ここでは、年収を上げるために効果的な方法を3つご紹介します。



・資格の取得を積極的にする

建設業界には、多くの専門資格が存在します。資格を取得することで、担当できる業務の幅が広がり、昇進や昇給の大きなきっかけとなります。たとえば、「建築工事施工管理技士」や「土木施工管理技士」、「管工事施工管理技士」などは、施工管理者や現場監督として活躍するために必須ともいえる資格です。

これらの資格は、試験の難易度や実務経験の要件が異なるため、計画的に学習を進めることが重要です。20代のうちに資格取得を目指すことで、キャリアアップのスピードを大幅に高めることが期待できます。


》実務経験なしでも土木業界で取得できる資格はある?おすすめの資格や未経験からのキャリアステップを紹介


》土木業界で資格を取る順番は?資格取得のメリットや取得するときのポイントを紹介



・現場経験を積んでスキルを磨く

建設業界では、経験に基づくスキルが収入アップの鍵となります。多様な現場で経験を積むことで、専門的な知識や技術を身につけるだけでなく、予算管理やスケジュール調整といった管理能力も高めることができます。

また、現場での実践を通じて得た課題解決能力やトラブル対応力は、上位の役職に昇進する際に欠かせない要素です。日々の業務を単なる作業としてこなすのではなく、学びの場として活用する姿勢が大切です。



・条件の良い企業へ転職する

資格や実務経験を活かし、より待遇の良い企業への転職を検討するのも一つの方法です。建設業界では、企業によって給与体系や昇給の仕組みに大きな違いがあります。現在の職場でキャリアアップの機会が限られていると感じる場合、転職によって新しい可能性を開拓することができます。


転職を成功させるためには、自分の強みや実績を明確に伝える準備が必要です。加えて、求人情報をよく調べ、給与だけでなく福利厚生や資格取得支援制度の有無なども確認しましょう。




■まとめ



建設業の年間平均給与は、他の業種と比べて高い傾向があり、20代に限ってみても全体平均を大きく上回っています。また、年齢を重ねるごとに経験やスキルの向上に伴って収入が上昇する点が、この業界の大きな魅力です。ただし、職種や企業規模、地域によって収入に差があるため、データを参考にしながら、自分のキャリアプランをしっかりと立てることが大切です。


建設業は、やりがいや成長機会が多く、自分の努力次第で収入を伸ばしながら、社会に貢献できる仕事に取り組めるのは、非常に大きな魅力です。この記事の内容を参考に、より良いキャリアの道を切り開いてください。



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